前橋育英が“初出場初優勝”を果たした「夏の甲子園第95回大会」の熱闘! (2/2ページ)

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 そして迎えた決勝戦。雌雄を決するその相手は前橋育英と同様に初優勝がかかる延岡学園(宮崎)。試合は序盤、0‐0で進んだが、最初につかまったのは前橋育英の高橋だった。4回裏に2四球に4安打を集中されて一挙、3点を先取されてしまったのだ。そしてこの回の失点は高橋が甲子園に来て45イニングス目にして初めて喫した自責点でもあった。とはいえ、5回以降、打たれたヒットはわずか2本。その間、味方打線は5回表に8番・田村駿人のソロ本塁打や5番・小川駿輝の右前適時打などで3点を奪って同点とすると、7回表には4番・荒井海斗に勝ち越しの左前適時打が飛び出し、ついに1点のリード。9回裏に無死一、二塁のピンチを招いたが、ここから高橋が後続3人を冷静に打ち取り、前橋育英が初出場での初優勝を見事、成し遂げたのである。同時にこれは群馬県勢にとっては、1999年第81回夏の選手権大会での桐生第一の優勝以来、14年ぶりの栄冠でもあった。

(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=

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