田の字のラインを引いて、ボールをバウンドさせ合うあの遊び 何と呼んでいた? (3/3ページ)
ひょっとすると「元帥おとし」といったように、「おとし」を付けるパターンはもう少しバリエーションがあるかもしれない。
遊びを何らかのスポーツに見立てたパターンとして「ドッジピンポン(ピンポンドッジ)」「四人テニス」がある。これはまあ、見たままという感じだ。そういえば小学生時代、記者の友人でもピンポンドッジと呼んでいる子がいた。
なんとも分類できないのは「四点(してん?)」「がんばこ」「げんばく」「どんがめ」「いんてい」「インサ」「たいげん(だいげんとも)」。
四点は4つのマスというところからだろう。がんばこは棺桶を指す方言のようで、どうも変則ルールのひとつとして、田の字のマスの真ん中に「がんばこ」という、ボールが入るとアウト扱いのエリアが作られており、ここからそのまま名前になったと思われる。
「たいげん(だいげん)」は元大中小の亜種(元大が大元になった)だと解釈したが、あくまで記者個人の推測だ。
「げんばく」「どんがめ」「いんてい」「インサ」はまったく見当もつかず、そもそもどのような字を当てるのかもわからない。かろうじてわかっているのは、「いんてい」は漫画の中で出てきた名称で、「インサ」は神戸周辺に特徴的な名称ということだけ。
さて、読者の方々が小学生のころ、お住まいの地域では何と呼ばれていただろうが。ここまでに挙げた名称がすべてとはとても思えないので、投稿での情報提供もお待ちしたい。