中国、マッハ5.5で核兵器を射出する超音速兵器「星空二号」の実験を実施 (2/3ページ)
これによって超音速(マッハ5以上)を維持し、同時に急激な方向転換を実現する。ゆえに現在のミサイル防衛システムですら捕捉することは困難である。
・アメリカ・ロシア・中国の超音速兵器の開発競争
実戦配備は数年先だろうが、中国軍の専門家ソン・ジョンピン氏が環球時報で話したところによると、実験の成功によって中国は超音速兵器の開発競争において米国やロシアと肩を並べることになった。
3月、プーチン大統領は超音速兵器(コードネーム「アヴァンガード(Avangard)」)の開発を急ピッチで進めていることを発表。それによるとマッハ20という飛行能力を備え、2020年には実戦配備が可能になるとのことだ。
ロシアの超音速兵器、アヴァンガード
Russia MOD - Avangard Hypersonic Nuclear Capable Glide Vehicle Test Firing
一方、アメリカ米国もまた自国製超音速兵器の開発を積極的に行っている。ロッキード・マーティン社は、超音速ミサイル開発を行う10億円規模の契約を空軍と締結したと発表している。