幸せを遠ざける「中身のないお金」とは (1/2ページ)
自ら選んだ人生を歩いていると思っていても、ふと立ち止まると他人の影響を強く受けていたり、誰かと意見が対立すると自分の考えを貫かずに引いてしまっている自分に気づくことがある。仕方がないと思いつつ、どこかでモヤモヤしたものを感じている自分に気づく瞬間である。
『運命を支配する超ドS思考法 億万長者になるために必要なこと』(あさ出版刊)は、「自分の人生を自分の手に取り戻す」をキーワードに書かれた、人生の指南書的一冊。
著者の大坪伸氏は、十代の頃から営業マンとして、経営者としてビジネスの世界で活躍する一方で、大きな成功と同時に深い挫折も多く味わってきた、酸いも甘いも経験しつくした人物だ。今回はその大坪さんにインタビュー。充実した人生、満足できる人生を送る秘訣をうかがった。その後編をお届けする。
(「前編:他人に流される人に決定的に欠けているもの」を読む)
■「中身のあるお金」と「中身のないお金」 ――落ちたり上がったりを繰り返した経験から学んだことがあるとしたらどんなものですか?大坪:20代の頃に大金を稼いでいた時は、稼いだお金に「中身」がなかったなと思いますね。今は、お金は相手と信頼関係を構築した対価だと思えるのですが、稼ぐだけなら信頼関係なんてあろうがなかろうが稼げてしまう。
相手の信頼を勝ち取ったり、社会に対して何か貢献したりして稼いだお金を「中身のあるお金」だとすると、昔僕が稼いでいたのは、そういった中身の薄いお金です。
だから、最初に失敗して貧乏になった時、自分の周りから人が離れていった。当時はそういう人を見て「裏切られた」と思っていました。「おまえらキャバクラおごってやったじゃないか」「高級ホテルに泊めてやったのを忘れたのか」と(笑)。でも、今考えると自分にも問題があったんです。
ある程度、信頼関係に基づいてお金を稼ぐことができてくると、多少落ちても周りの人が助けてくれます。それこそお金を貸してくれたり、食事をご馳走してくれたり。