北朝鮮・金正恩は核を放棄しない!? 田母神俊雄×宮崎正弘「天下御免の憂国快談」 (2/6ページ)

日刊大衆

実際、米国と軍事的連携が深いイスラエルは、パレスチナゲリラが発射したロケット弾を「アイアンドーム」という防空システムで、ほぼ完璧に撃墜しています。

宮崎 逆に、北朝鮮は米国の軍事攻撃を心底恐れていますよね。昨年11月、米国が空母3隻を日本海に展開させたとき、金正恩氏は震え上がったと思いますよ。だって、空母艦載機が1日に2度、北朝鮮を空爆したら、延べ約400機。そこに在韓米軍や在日米軍、さらにはグアムの戦略爆撃機も加わったら、制空権も制海権も持たない北朝鮮は、ひとたまりもないでしょう。

田母神 そうですね。ただ、米国が北朝鮮を軍事攻撃することはないと思います。そもそも、戦争は金儲けの手段です。北朝鮮という危険な国家が存在するから、米国は韓国にTHAADミサイル、日本にイージス・アショア(いずれも弾道ミサイル防衛に用いる地対空迎撃システム)を売りつけることができたんですよ。トランプ大統領は金正恩氏に感謝しなくちゃいけないかもしれない(笑)。金正恩氏もしかり。「ミサイルを撃って火の海にするぞ」と脅しをかけられるから、小国ながら国際外交のプレーヤーになれたわけです。それから、トランプ大統領にはもう一つ、北朝鮮を中国への牽制に利用しているという側面もあると思いますよ。

■トランプ大統領は中国殺しに舵を切った

宮崎 逆説ですが同意見です。米国は中国に深刻な脅威を感じていると思います。

田母神 これは中国の飽くなき軍拡路線が誇張され、プロパガンダとなって報道されているためだと思います。純粋に軍事的に見ると、現在の段階では中国よりも遥かにロシアの軍事力のほうが強いと思います。人民解放軍は米国と戦っても、あっさり敗れ去るでしょう。

宮崎 確かに、装備面や士気・練度といった面で、人民解放軍は米軍の敵ではないでしょうね。ただ、中国は、そういう正面装備がぶつかり合う戦争は避け、最も横着で、最も卑怯な手段を使ってくるから油断はできません。

――孫子の兵法の「兵とは詭道なり」を地でいくわけですね。

宮崎 そう。

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