松井秀喜への連続5敬遠事件から10年後に明徳義塾が爆発させた圧倒的攻撃力 (2/2ページ)

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四国勢対決となった準決勝の川之江(愛媛)戦でも初回に1点を先制されたものの、その裏すぐに筧のタイムリー三塁打で逆転。4‐1とリードした5回裏には森岡がダメ押しの3ランを放ち、好投手・鎌倉健(元・北海道日本ハム)を攻略。10点を奪う猛攻で10‐1と圧勝し、ついに決勝戦進出を果たしたのである。

 初優勝をかけた決勝の相手は明徳同様に強打がウリの智弁和歌山だった。だが、明徳のエース・田辺は強打の智弁和歌山に2点しか許さなかった。さらにみずから本塁打を放つなど投打に活躍。明徳打線もこの田辺に刺激されたのか計10安打で7得点を奪い、7‐2で勝利。明徳はこの大会、全6試合でチーム打率3割6分1厘と圧倒的な攻撃力を発揮し、1982年第54回春の選抜で甲子園初出場を果たして以来、20年越しでついに全国の頂点に立ったのである。同時にそれはあの星稜(石川)・松井秀喜(元・読売など)への5連続敬遠事件からちょうど10年後の夏の歓喜の瞬間でもあった。

(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=

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