『センセイ君主』評:竹内涼真だからこなせる「女生徒好きに見えないようにする」ミッション (3/3ページ)

日刊大衆

 映画が公開された日の時点で、美波ちゃんは17歳で、竹内くんは25歳。現実世界でも、竹内くんが美波ちゃんに変なことをしたら大変なことになる年齢差です。当然、作品の中でも、肉体関係はおろかそれを想起させるような表現は慎まなければなりません。

 一瞬でも観客に「アレっ?」と思われたら、「竹内くんって、女子学生好きの変態じゃね?」という疑問が湧き出し、作品が台無しになってしまいますからね。

 ネタバレになるので詳細は省きますが、そんな悪条件の中、脚本の助けも借りて、竹内くんは針の目を通すような慎重さで、条例にひっかかる表現を見事に避けてました。

 途中、教師という立場を利用して、美波ちゃんに「放課後に数学準備室まで来なさい」と、他に誰もいない薄暗い部屋に呼びつけたりするくだりや、「ご褒美」と称して美波ちゃんに“ある行動”をするシーンでは、ちょっとヒヤリとしましたが、いわゆる「ただしイケメンに限る」というテクニックを駆使し、観客の女子中学生の反応を見る限り、なんとか見事に乗り切ってました。

 そんな大仕事をこなしたのだから、竹内くんが「とても天才数学者に見えない」とか「演技に抑揚がなく単調」だのという批判は、映画の本質を考えれば些細なことです。竹内涼真くんには演技力も個性も必要ありません。ぜひとも、今後もカッコよさだけを追求していただきたい。

作品評価………………………★★☆☆☆
竹内涼真くんのカッコよさ…★★★★★
オッサンへのおすすめ度……★☆☆☆☆

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