仕事で突き抜ける人が大切にする「第4の目」とは? (1/2ページ)
ごく一握りだが、ビジネスの現場では「極めて優秀な人」がいる。
営業をやらせれば成績はトップ。ただのトップではなく、ダントツで一位。そして成績がいいだけでなく、部署全体や会社全体を見渡す視座もある。
こういう人材は、普通の人とはそもそも見えている景色が違う。それをもたらすのは仕事への考え方であり、視点である。
『無言力 会話のない究極の力』(ダイヤモンド社刊)は、社長として上場企業であるジェイホールディングスを率いる上野真司氏が自身の仕事哲学を明かす一冊。かつては不動産営業マンとして圧倒的な成績を残し、経営者としても辣腕を振るう上野氏が仕事をするうえで大切にしているのはどんなことなのだろうか。
■苦手なことはやめる・嫌いなことはやらない前述の通り、上野氏はかつて不動産の営業マンとして活躍していたが、特異なのは営業活動のほとんどを「メール」のみで行っていたことだ。
通常、営業マンであれば客先を訪問して商談をしたり、電話セールスをしたりと口頭でのコミュニケーションが圧倒的に多い。電話が嫌いだったという上野氏は、この方法をほとんどとらず、顧客と顔を会わせるのは契約締結日だけということも珍しくなかったという。
「営業は話してなんぼ」という気もするが、訪問営業も電話セールスも売上をあげるための手段でしかない。ゴールはあくまでも売上。口頭のコミュニケーションが苦手なら、他の方法を考えればいい。
大事なことは自分にとってのゴールを設定し、そこから逆算してできること、自分にやれることを明確にすること。そしてそれをとことん考え抜いて実行することなのだ。
■仕事で突き抜ける人が持つ「第4の目」「仕事ができる人は言外のコミュニケーションに長けている」と上野氏は言う。
相手の発言内容からしか情報を読み取れない人は二流。場の空気や相手との距離感、立ち居振る舞い、あるいはメールの行間など、あらゆるところに観察を洞察の目を張り巡らせ、情報を得たりチャンスの芽を見つけるのが、仕事ができる人である。