ガッツ石松が語る「山根明前会長、村田諒太、そして…オレが見たボクシング50年」 (3/4ページ)

日刊大衆

元反社会組織関係者との交際にしたって、若い頃に仲良くしていた人が、そうなったっていう話だから悪気がない。彼は良くも悪くも正直な人なんだと思う」

 こう聞くと、ガッツ氏は山根氏を擁護しているようにも聞こえるが、問題発覚当初から、山根氏に一定の理解を示しつつも、「彼は責任を取るべきだ」と一貫して主張していた。「山根さんは、オレの電話帳の一番上に住所と名前が書いてあった。電話をかけると、ゴッドファーザーのテーマ曲が聞こえるっていうから、この間、かけてみたら“ただいま、お客様の都合により……”って、かからなかったな(笑)。彼にはどっかで会ってるし、話もしているんだろうけど、ほとんど記憶がないのよ。同じボクシングでも、こっちはアマじゃなくて、あくまでプロの世界だから、それほど関係がなかったはずだからね」

■東京オリンピックで除外される可能性も

 こうガッツ氏が言うように、いまだにプロとアマでは別世界だという。「プロは、昔は6オンスの薄いグローブで、まともに食らうと、ジャブでも蝶々とパピヨンが天然色で目の周りを飛んで、“あんた、誰?”みたいな感じだった。一方、アマはヘッドギア着用で、グローブも10オンスと12オンス。ランニングを着ているだけでもプロからしたら、だいぶ違う。同じ競技に見えても、プロとアマじゃ大きな差があるのよ」

 ガッツ氏は現役時代、アマ選手がプロ転向してきた際には、プロの厳しさを拳で教えてきたという。「昔、アマでトップだった選手がプロ転向で、うちのジム(ヨネクラジム)に入ってきたときは、まずリングに上げて鼻血が出るくらい、ぶっ飛ばしたもんだよ。米倉会長には“い、い、石松、やめろ~っ”って怒鳴られたけど、最初に体でプロとアマの違いを教えてやらないと、モノにならないから、それがオレたちから言わせると“阿吽の呼吸”というか、愛情なんだね」

 そんなガッツ氏が、プロの厳しさを最も感じたのは、プエルトリコでの6度目の世界タイトルの防衛戦のときだったという。「プエルトリコの国民的英雄エステバン・デ・ヘススが相手でさ。向こうのホテルの部屋で契約書にサインするときに、テーブルの上に、それと分かるようにピストルが置かれていてね。

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