秋津壽男“どっち?”の健康学「生活習慣病の症状緩和のためにできること。効率的に野菜の栄養素を摂取して生活改善」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

「ホットトマトジュース」を毎日の習慣にしてみてください。

 逆に生野菜の場合、冷たいまま食べると胃腸を冷やすなどのデメリットが生じます。また、生野菜はかさが大きくなりがちです。しかし、加熱野菜ならば熱が加わるだけでなく、見た目小さくなり、カロリーも抑えられます。ゆでたあとにしっかりしぼればキャベツもホウレンソウも、食べやすくなるのはおわかりでしょう。生野菜に必要なドレッシングなどを使わずに済むので、カロリーも抑えられます。

 以上を総合すると、生野菜のサラダより温野菜のほうがヘルシーであり、私は温野菜をオススメします。

 とはいえ、メインディッシュとのコンビネーションを考えると生野菜がベストなケースは少なくありません。とんかつには生キャベツの千切りのほうが好相性で、味わいも深くなります。熱に弱い野菜はトッピングして、温野菜をメインとするのは一つの手です。

 水溶性のビタミンBを多く含むカイワレ大根やミツバなどは、ゆですぎると栄養分が流れてしまいますので「なるべく短時間(1分前後)でゆでる」ことがポイントとなります。また、電子レンジで加熱すると栄養素を損なわれずに済みます。

 私がよく食べるのは「おひたし」です。サッとゆでたホウレンソウなどの菜っ葉にかつおぶしと薄めのダシをかけるだけで副菜に最適です。コレステロールを増やすマヨネーズや、塩分が気になる醤油などをかけずともおいしく味わえる、オススメの温野菜です。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「生活習慣病の症状緩和のためにできること。効率的に野菜の栄養素を摂取して生活改善」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 8/30号“どっち?”の健康学生活習慣病秋津壽男野菜カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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