3万時間のコンサルティング現場で見えた 「成長が遅い人」の決定的特徴 (1/2ページ)
入社した時点では横一線の新入社員も、3年もすると仕事の実力に歴然とした差がついてくる。
「伸びる人」と「伸びない人」、以上に、重要な「格差」がある。それは、「成長が速い人」と「成長が遅い人」の格差だ。その違いはどこにあるのだろうか。
実は両者には歴然とした差があり、「成長が遅い人」はその違いに気づかないうちは「速い人」へは変われない。多摩大学の客員教授で、気鋭の組織開発プロフェッショナルとして 1万2000名以上の企業リーダーを支え、働く組織の現場を見てきた荻阪哲雄氏は、著書『成長が「速い人」「遅い人」』(日本経済新聞出版社刊)で両者の違いを鋭く指摘する。
■「成長が遅い人」の頭の中は「検索で調べられること」ばかり「智恵」と「知識」は違う。知識とは言葉を使って表現できるもので、ニュースやインターネットから得ることができるもの。対して、実践や経験、試行錯誤の中でしかつかめない気づきや体験もある。それが「智恵」だ。
雑誌やインターネットで代替できない智恵は、難しい課題に取り組んだり、自分のアイデアをともかく形にしてみようともがくこと、つまり挑戦の中で少しずつ身についていくもの。そしてこの「智恵」の獲得を積み重ねるほど、他の人間や人工知能に取って代わられにくい、代替が不可能な価値の高い人へ変わることができる。
あなたの頭の中には、ネット検索では手に入らない「智恵」がどれくらいあるだろうか。
■「成長が速い人」は自ら責任を負う「責任を取るとは、その問題を、解決することである」と荻阪氏はいう。
ある仕事に対して責任を持つことのプレッシャーは、多くの人が経験したことがあるはず。できれば責任からは無縁でいたいと考える人もいるはずだ。しかしある問題に対して「自分事」として取り組む経験は人を成長させる。
ゆえに、成長が速い人ほど自分が責任を負うことをいとわない。逆に、成長が遅い人は、いつまでも責任から逃げてしまう。
■成長が遅い人は自分しか見えていない成長が速い人ほど、普段から会うあらゆる人から何かを学び取ろうとする。