長嶋茂雄「容体急変で大パニック」の騒然舞台裏(3)地元市長から届いた「手紙」

アサ芸プラス

長嶋茂雄「容体急変で大パニック」の騒然舞台裏(3)地元市長から届いた「手紙」

 重篤と伝えられる病状は杞憂だと一笑したうえで、この関係者はさらに続けた。

「むろんもう82歳と高齢ですからね、簡単にみるわけにはいかないでしょう。今は回復傾向にあると聞いていますけど」

 長嶋氏の病状に関してはいまだに公式発表はない。全ては取り越し苦労であればいいのだが‥‥。

 病状以外でもその不穏さが浮き彫りになった原因は、長嶋家の動向にあった。

「三奈ちゃんはライフワークとなっている夏の甲子園の取材や講演のため、全国を飛び回っていた。今年は特に第100回の節目の年だけに、地方大会から足を運んでいたわけですが、本大会が始まっても、甲子園に彼女の姿がなかったんです。今思えば、病室のミスターにつきっきりだったわけですから、当然でしょう」(テレビ関係者)

 これに対し、タレント活動をする長男・一茂(52)は、いまだ病院に現れたことが確認されていない。スポーツライターが説明するには、

「一茂と三奈が絶縁状態にあることは周知の事実。コトの発端は、ミスターが脳梗塞を起こした直後に、一茂がユニホームやバットなど数千点のお宝品を福井県在住のコレクターに売りさばいたことが原因でした。しかも一茂は、自分の個人事務所で勝手に『長嶋茂雄』の商標登録をしようとしたため、2人の不仲は決定的となり、いまだに関係は修復されていないのです」

 そんな中、思わぬところからミスターの近況がもたらされた。

「ミスターは地元の千葉県佐倉市にある長嶋茂雄記念岩名球場で毎年11月に、少年野球教室を開いている。病室に同市長がお見舞いの手紙を送ったところ、『今年もできる限り出席したい』というミスターの談話が伝えられたのです」(球団関係者)

 はたしてミスターの意欲は現実のものとなるのか。東京・戸越銀座のスーパー町医者・秋津壽男院長が病状を解説する。

「胆石は手術で簡単に取り出すことができますが、監督は黄疸が出たと聞いています。この場合、胆のう炎を併発している場合が多く、先に内科療法で炎症を抑えてから胆石を取り除く手術になります。黄疸は脇腹から細い管で胆汁を出すなど、カテーテル治療で治すことができます。胆石そのものは命に関わるものではありません」

 しかし、長嶋氏の入院期間はすでに1カ月以上の長期にわたっている。秋津医師が続ける。

「監督とは個人的に何度か食事をしたことがありますが、とにかくリハビリを欠かさず頑張る人で、一日でも休むと取り戻すのに1週間頑張らないといけないと言っていた。ですから胆石よりもむしろ、毎日リハビリができないために脳梗塞によるマヒが悪化しないかが心配です。胆のうが消化器として元に戻るまで2週間。その後、リハビリを1カ月以上しないと、元の状態に戻らないとみています。確かに入院期間は長いですが、格好悪いところを人に見せたがらないのが監督なだけに、病室ではすでに秘密特訓をするなどして、野球教室のために万全を期しているのかもしれません」

 今秋、ミスターが背番号「3」のユニホーム姿で故郷のグラウンドに登場し、新たな伝説を作ってくれると信じたい。

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