オーストラリアの海岸に打ち上げられたクジラの巨大な舌。いったいなぜ?(※舌注意) (2/2ページ)

舌の持ち主については、その他にもニタリクジラか、北オーストラリアの沿岸域に生息しているもっと小型のオキゴンドウ(シャチもどき)ではないかという説もある。
舌の大きさからいったら、小型のクジラであることははっきりしている、とパーマー博士は言う。
ニタリクジラは体長10~12メートル。温厚な性格で、ダーウィンではなく、アーネムランド沖に生息している。あるいは、オキゴンドウのなれの果ての姿なのかもしれない。

・なぜ舌だけが打ち上げられていたのか?
だが、舌だけが打ち上げられるのは不可解といっていい。舌以外の遺骸本体はなく、クジラの種類は、はっきりと断定はできない。

最初に襲撃したのがシャチである可能性は高いが、大好物のごちそうを捨てて立ち去ることは考えられない、とドクター・パーマーは言う。
おそらく、この子クジラはすでに死んでいたか、あるいは襲ったシャチをなにかが追っ払い、最後にクロコダイル(ワニ)がやってきたのではないか、とパーマー博士は推測する。オーストラリアには海水に棲むクロコダイルがいるからだ。
「クロコダイルがアオウミガメを食べるのは知られています。クロコダイルがクジラを食べ、舌だけが偶然に流れ着いたということはありえます。サメ、あるいはシャチ、クロコダイル、いずれも可能性はあります」
とりあえず、この謎はじっくり考えるべき課題として保留ということになるだろう。
References:abc/ written by konohazuku / edited by parumo