“保存版”完全発毛マニュアル(4)<「育毛剤」の選び方>使用目的で選択を

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“保存版”完全発毛マニュアル(4)<「育毛剤」の選び方>使用目的で選択を

 薄毛対策で真っ先に思い浮かべるのは発毛剤・育毛剤だ。星の数ほどある中から“発毛の達人”が厳選した優れものを紹介する。

 大手検索サイトで「育毛剤」を検索すると、ヒット数は約2900万件を超える。そのどれを見ても、すぐに毛が生えてきそうに書かれている。谷川氏が語る。

「薄毛対策のスキンケア製品には発毛剤と育毛剤がある。一般的なスキンケア用品は薬事法によって医薬品、医薬部外品、化粧品に分類され、効果・効能の範囲が分かれています。治療を目的としたものが医薬品で、治療というよりは防止・衛生を目的に作られているのが医薬部外品。そして効能・効果の認可がなされていないものが化粧品となる。医薬品には副作用がありますが、医薬部外品にはほとんどありません。発毛剤は医薬品ですが、育毛剤は医薬部外品。使用目的によって選ぶべきです」

 さらに医薬品はその副作用の程度によって1類、2類、3類に分類されている。1類に分類されている発毛剤が「リアップX5プラス」(大正製薬・60ml・30日分7048円)。

 これはミノキシジルという成分が5.0g入っており、発毛効果は高いと評判だ。一方で、多毛症・動悸・むくみなどといった副作用のリスクが約9%(約10人に1人)もあると言われる。

 副作用が少ない2類の医薬品には「ハツモールヘアーグロアーS」(田村治照堂・170ml・3800円)がある。1935年創業で、我が国初の飲む発毛促進剤を開発した会社だが、創業者の田村栄治氏がハゲた自分の頭を実験台にして処方を繰り返し、44年に完成させた商品だ。薬剤師の落丸南生美氏が言う。

「医薬品として唯一配合されている女性ホルモンが、過剰な皮脂分泌異常を正常な状態に戻し、髪の毛の寿命を延ばす作用があります」

 副作用の報告がほとんどない医薬部外品には、ドクター中松氏が“発明”したという薬用育毛剤「まかしと毛」(ドクター中松創研・159g・1万2000円)というのもある。16種類の植物エキスから成り、「90歳を超えた男女にも発毛効果を発揮した」(中松氏)というが‥‥。

 それにしても商品の種類は数が多く、選ぶのは困難を極める。

「“保存版”完全発毛マニュアル(4)<「育毛剤」の選び方>使用目的で選択を」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 9/13号発毛剤育毛剤発毛育毛カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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