交通事故で亡くなった息子から精子を採取し、人工授精で孫を誕生させたイギリスの富豪家 (2/3ページ)
イギリスでは父親の死後、生まれてくる子供は年に5人くらいいるという。だがそうした場合でも父親の生前に精子が保存されるか、父親が生きている間に体外受精が行われるのが普通だ。
しかし今回の事例では、すでに死んでいる父親から採取された精子を使って子供が作られた。インド、アメリカ、オーストラリアでは前例があるが、イギリス国内では初のことだ。

・イギリスでは違法行為にあたるが...
こうした行為についてイギリスでは厳格な規制が敷かれている。
仮に事故死した男性が病院で治療を受けておらず、なおかつ生前に精子を採取されることに同意していなかった場合、彼の生死を保管・利用することは刑法違反に当たる可能性が高い。
スモットリッチ氏は、夫妻がイギリスの法律をどのようにして回避したのかは一切関知していないという。
ラホヤIVFクリニックで対応した女性は、「母親から電話を受けて、息子ならそう望むだろうと言われました。これは科学と魂の融合です」と話す。

・提供される卵子や代理母にもこだわったデザイナーベビー
夫妻は提供される卵子と代理母の「種類と質」に非常にこだわっていたらしい。
もし彼らの息子の配偶者になるなら、容姿と知性と学歴を持つ女性のものでなければならないと強く望んでいた、とスモットリッチ氏は説明する。
これは、受精卵の段階で遺伝子操作を行うことによって、親が望む外見や体力・知力等を持たせたデザイナーベビーだ。