「グッド・ドクター」号泣を誘った“移植を受ける側”の心理描写

アサジョ

「グッド・ドクター」号泣を誘った“移植を受ける側”の心理描写

 山崎賢人主演ドラマ「グッド・ドクター」(フジテレビ系)の第9話が9月6日に放送され、翌日発表された平均視聴率は10.2%と2ケタ台をキープしていることがわかった。

 この日は、新堂湊(山崎)が担当している森下伊代(松風理咲)の病状が悪化し、小腸の移植が必要となる。そのドナーとして、姉の汐里(松井愛莉)が手を挙げたのだが、そのことは妹に黙っていてほしいと湊に頼む。

 手術の必要性を説明する湊に「もう、手術は受けない」と拒否する伊代。その理由は、すでに5回も手術を受けて、もう体に傷をつけたくない、というものだった。しかし、伊代の本心は、姉がドナーだと知り、汐里の体に傷をつけたくないから。両親を事故で亡くし、その後、伊代のために入院費を稼ぐ姉にこれ以上負担をかけたくないという思いからだった。

 伊代を助けたい一心の姉と、汐里の体に傷をつけたくない妹の気持ちが交錯する場面では「号泣だー。伊代ちゃん演技うまいね」「伊代ちゃんの気持ちもわかるし、お姉ちゃんの気持ちもわかる。お互いが大切なんだよね」「これは辛い(泣)でも助かって欲しい」など感動を呼んだ。

「レシピエントの心情を描いていて素晴らしい内容です。生体移植の場合、ドナーサイドから描かれることが多いのですが、実は、移植を受けるレシピエントにも複雑な心情があります。自分の命は助かりたいが、それで健康な身内を犠牲にするのは是か非かで悩むんです。この回では伊代ちゃんを通して、レシピエントの心の逡巡がストレートに描かれていました」(医療ジャーナリスト)

 9月13日に最終回を迎える同ドラマ。伊代が肝硬変も患っていることがわかり、困難な移植手術を迫られる。どんな結末となるのか、今から期待が膨らむ。

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