矢野浩二「自分に疑問を感じたら、思い切って行動していくというのも大事」中国で這い上がった人間力 (1/2ページ)

日刊大衆

矢野浩二
矢野浩二

 最近になって日本でも、インタビューをして頂いたり、メディアに出させてもらう機会が増えてきたんですが、いつも中国で有名な日本人俳優ってことがクローズアップされるんです。それはありがたいことではあるんですが、このままでは、いかんなと思っています。

 日本人として生まれた以上は、故国で人様に顔を覚えてもらうことが、一番大事だと思いますし、今の目標ですね。それができて、初めてスタートラインに立てると思うので。

 中国では、役者のほかにも、トップ視聴率を獲得するようなバラエティ番組の司会をさせて頂いたり、運良く有名になることができましたが、31歳の時に一人で中国に渡って俳優としてやっていく決断をした時は、相当、勇気がいりましたよ。まともな人なら行きませんよ(笑)。

 でも、日本で俳優をしていても鳴かず飛ばずでしたからね。森田健作さんの付き人をしていたんですが、テレビ局とかについていったのは、最初の1年。そのあと、参議院に立候補されたので、あとは、ずっと永田町でした(笑)。

 スーツを着て、ネクタイを締めていました。自分のやりたいと思っていたことと違う世界に足を踏み入れることになって、葛藤はありましたよ。このままでいいのかなって。当時は20代で一番多感な時期、その時に付き人として師匠のために尽くすってことは、本当にキツかった。

 ただ、辞めるのは、明日辞めるといえばいいだけで、いつでもできる。でも、難しいことはそれをやり続けるということ。だったら、難しいほうを選ぼうと思ったんですよ。まあ、自分で無理に納得していた部分もあったかもしれません。

■変えたいという気持ちを持っていなければ、チャンスも巡ってこないと思うんです

 そんな時に、たまたま中国でのドラマのオファーがあって、これを突破口にするしかないなと思ったんです。変えたい変えたいと思っていても、すぐに変えられるものではない。それでも変えたいという気持ちを持っていなければ、チャンスも巡ってこないと思うんです。

 僕にとっては、これが最後のチャンスだなと思って、中国に渡る決断をしたんです。ただ、最初の1年は暗い生活でしたね。

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