神鳥監督「ようやくリコーらしいゲームが少しできた」。コカ・コーラに快勝 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

 9月15日に福岡・レベルファイブスタジアムでおこなわれたトップリーグ第3節の第2試合で、笑ったのはリコーブラックラムズだった。

「コーラさんは後がないという状況だったので、必死になって向かってくることは想定していた。それをはね返した選手たちを今日は称えたいと思う」

 神鳥裕之GM兼監督は確かな手応えを感じていた。

「特に、セットプレーでしっかりと安定した球が供給できた。我々の強みであるディフェンスも、今日は安定した戦い方ができたので、今シーズンようやくリコーらしいゲームが少しできたかなと思う」

 開幕から2連敗のコカ・コーラレッドスパークス相手に、36-15で快勝し、リコーは2勝1敗(総勝点10)となった。

 先制したのは地元ファンの期待に応えたいコカ・コーラだった。

 前半3分、今季初先発初出場となった10年目のベテラン、NO8豊田将万のキックチャージからセブンズ日本代表でもあるWTB吉澤太一のトライにつながった。

 しかし7分、キックされたハイボールをコカ・コーラがキャッチできず、リコーが攻めたて、WTBロトアヘア アマナキ大洋が同点とする。その後もコカ・コーラはハイボールのキャッチミスを重ね、リズムを悪くした。

 逆に流れを引き寄せたリコーは16分、ゴール前のスクラムで押し込み、NO8松橋周平がインゴールに押さえた。

 リコーは前節の東芝戦(●17-20)で、アタックは難しいことをやりすぎたという反省があったため、この試合は「シンプルにアタックすることと、ボールをキープし続けてフェイズを重ね、がまん強くプレーしようということでゲームに臨んだ」と指揮官。「まだまだ求めているレベルに達していない所はあるが、東芝戦に比べれば、シンプルにストラクチャーを守って、がまん強く攻撃できた。セットプレーは80分通して全体的に良かったと思う」

 39分には自陣からWTB渡邊昌紀が快足を飛ばして大きくゲインし、ゴール前で相手SOジェームズ・マーシャルに捕まったが、サポートがついて、FBロビー・ロビンソンがフィニッシュした。

 19-8で迎えた後半早々にもゴールに迫り、NO8松橋が仲間の後押しを受けてトライ。

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