なんと!発電する腸内細菌が発見され、発電に使用される遺伝子が特定される(米研究) (3/4ページ)

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 しかしリステリア・モノサイトゲネスはグラム陽性菌で、細胞壁は1層しかない。したがって、電子が外部に出るために越えるべきハードルが1つ少ない。
  
 だが電子が細胞の外に出た後、どこに行ってしまうのかはよく分からない。腸ではない場所にいる起電性細菌は、一般に電子を鉄やマンガンのような環境中の鉱物に流す。

 研究では、リステリア・モノサイトゲネスが発電した電子は電極に流された。しかし実際の腸の中では、おそらく鉄のような様々な分子がそれを引き受けるのだろうという。

 細菌が生きるためにフラビンタンパク質を必要としていることも明らかになった。

 フラビンはビタミンB2の一種で、腸内には豊富にある。さらに周囲の環境に遊離フラビンがあると、発電が活発になることも分かった。


・遺伝子の特定により腸内の起電性細菌を複数発見

 リステリア・モノサイトゲネスの発電に使われる遺伝子が特定されたので、これを手がかりにして、研究チームはほかにもそのシンプルな発電方法を使う起電性細菌をたくさん見つけることができた。

 多くは腸内に潜む細菌だが、ヨーグルトの発酵に重要な役割を果たすものや、善玉菌として食べられているものの中にも起電性細菌が確認された。

 なお研究には参加していないイリノイ大学のラティ・カフーン氏は、腸内に電気を帯びた細菌がいるとは「ショック」とコメントしている。


・細菌を利用した発電テクノロジーの開発

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image credit:UC Berkeley

 将来的には、起電性細菌を利用した発電テクノロジーの開発も可能かもしれないそうだ。
 
 事実、ゴミ処理施設などに集められた有機物を利用して発電しようという細菌型燃料電池の研究はすでに始まっている。
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