さくらももこや星野仙一が去る中で…ホームラン王・大島康徳、がんでも「フルスイング人生」 (1/2ページ)

日刊大衆

さくらももこや星野仙一が去る中で…ホームラン王・大島康徳、がんでも「フルスイング人生」

 漫画家のさくらももこさんが、乳がんにより53歳の若さで亡くなったニュースは、世間に大きな衝撃を与えた。今年は野球界でも、星野仙一氏や衣笠祥雄氏ががんで、この世を去った。厚生労働省によれば、生涯のうちに男性の2人に1人、女性の3人に1人は、がんに罹るとされている。「もはや、がんは日本人の誰もがなる可能性がある。むしろ、がんになったとき、“その後の人生を、どう生きるか”を考えることが必要な時代とも言えるでしょうね」(医療専門誌記者)

 がんによる訃報が相次ぐが、一方で、罹患後も元気で長生きしている元大物スポーツ選手がいる。中日ドラゴンズの中心選手として活躍し、本塁打王を獲得、日本ハムの監督も務めた大島康徳氏(67)だ。16年にがんと診断され、余命1年と宣告された。それから現在に至るまで約2年。がんとともに生きてきた大島氏が、がんになっても、楽しく、そして、より良い日々を生きる秘訣を語ってくれた。

「がんになったのを、くよくよしたってしょうがない。もちろん気にはなりますよ。でもね、本人が気にし過ぎると周りが心配しちゃう。すると、だんだん日々の生活を病気に支配されてしまいますから。そうならないため、仕事も日常もできるだけ、がんになる前と変わらないように心掛けるのが大切だと思います」

 日々の食事や嗜好品なども、好きな物を好きなだけとることにしているという。「食生活も変わらないですね。肉も魚も好きなだけ。体に良いって言われても、食べたくないものは食べません。変わったのは、乳製品を多くとるようにしたくらい。お気に入りはR-1ヨーグルト。これは毎日、おいしくいただいています。タバコも毎日20本くらい吸っていますよ。これだけは、やめられない(笑)。お酒は、飲みたいと思うことが少なくなったから、あまり飲んでいないな。

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