「クセ」のせい? 仕事の気分が上がらない原因 (2/4ページ)
完璧主義者の深層心理には「完璧にできないものはやりたくない」という気持ちがあるので、結果的に気分が上がらなくなってしまうでしょう。
◇「感じ方のクセ」・考え方のクセ」が気分にかかわる!?
気分というのは、「起きたできごとから何を感じるか」という「感じ方のクセ」と、「起きたできごとをどう理解するか」という「考え方のクセ」が関係しています。たとえば、同じ部屋にいる上司が咳払いをしたら、どう感じるでしょうか。「私何かミスしたかな?」と不安に思う人もいれば、「うるさいなぁ」とイラッとする人もいるでしょう。「風邪でも引いたのかな?」と心配する人もいるかもしれません。
不安に思う人は、ほかの人との関係でも「迷惑をかけていないだろうか」と気にしやすいでしょう。イラッとする人は、ほかのことにもイライラしやすいのではないでしょうか。上司を心配する人は、どちらかというと人を思いやる気持ちが強いのかもしれません。同じできごとでも、その人がそのできごとをどう理解するのか、そのことから何を感じるのかは人それぞれ。つまり、感じ方・考え方次第でものごとのとらえ方は異なります。気分は感じ方や考え方から影響を受けるので、このように「感じ方のクセ」・「考え方のクセ」が関係してくるのです。
気分が上がらない場合は、自分が苦しくなる考え方や自分が否定される気持ちで、いろいろなものごとを受けとめている可能性が高いでしょう。このような「考え方のクセ」・「感じ方のクセ」がついていると、自然と毎日気分が上がらない状態になってしまいます。
■仕事の気分が上がらない時の対処法
それでは、気分が上がらない時はどのように対処すればいいのでしょうか。具体的な対処の方法を5つご紹介します。気分に悪影響を与える「考え方のクセ」・「感じ方のクセ」を変えていきましょう。
◇テンションは無理にでも上げるべき?
仕事のために、一時的にでもテンションを上げなければならないことはあるでしょう。「笑う門には福来る」といわれるように、無理にでも笑っていたらそのまま気分がよくなる場合もあります。