DNAを改変し、カエルの突然変異体を自宅で作れるDIYキットが販売されている件(アメリカ) (1/4ページ)
「でっきるかな でっきるかな ハテハテふむ~ん」と言いながら、自宅で簡単に試せるようになってしまったのは、カエルの突然変異体の制作だ。
アメリカ・シカゴ大学の生化学・生物物理学者がカエルのDNAを改変するために必要なツールを一式揃えたDIYキット(βテスト版)の販売を開始した。このキットにはカエルも生体も同梱されてくる。
もしかしたら、カエルにスーパージャンプ能力を目覚めさせることもできるかもしれない。いや、それどころか人間とカエルのハイブリッドすら作れるかもしれなくもない?
・発売元は、自分の体で遺伝子実験を行っているあの男性
このDIYキットの発売をもくろんでいるのは、あの、ジョサイア・ゼイナー博士である。
元NASAの職員で、世界初の合成タンパク質ナノテクノロジーを利用した楽器クロモコードChromochord)の発明者で、ついでに昨年、筋肉の成長を促すためにミオスタチン遺伝子を攻撃するようプログラムしたCRISPRツールを自らの体に注射してしまった御仁だ。
・自らの体を実験台に遺伝子編集を行う元NASAの生化学者。腕の筋肉の質量を変化させる注射を打つ : カラパイア
ゼイナー博士は、ムキムキのマッチョに変身してはいないが、今のところとりあえず無事だ。
かつて自身の会社「オーディン(The Odin)」社から人間をバイオハックする遺伝子エンジニアリングホームラボキット(ヒトDNA同梱)を発売しようとしたところ、食品医薬品局(FDA)に止められたという過去を持つ。
個人向け遺伝子セラピーキットの販売については安全性の懸念があるとしてFDAに許可されなかったのだ。