織田裕二「ずっちーな!」は3位『東京ラブストーリー』最強“激アツシーン”はコレだ! (2/3ページ)
ちなみに、このやりとりにつながるきっかけとなったのは、中山秀征演じる渡辺が、会社でリカと完治の悪口を言ってたことなのだけど、そのとき、リカが渡辺をビンタしながら放った「今ここが崖っぷちだったら、あなたの背中を押してたわよ」も名言です。
■3位 第1話の「ずっちーな」
「ずっちーな」という語感、織田裕二の表情、すべてが完璧。この、「ずっちーな」発言が出る寸前の2人が別れる際のやりとり、「寝坊しないように」(リカ)、「目覚ましかけて」(完治)、「毛布にくるまって」(リカ)、「いい夢見て」(完治)、「カンチの夢でも見ようかな」(リカ)のやりとりからの、いつまでたっても帰れないから、せーので後ろ向こう(で、リカだけ後ろを向かない)という流れも最高。そして「ずっちーな」を挟んでリカからのキス&告白。まさに、ラブストーリーは突然に、というのを体現した、完璧な第1話の締めシーンです。
■2位 第9話の「行かないで。好きなの」(関口の手におでん鍋)
ロサンゼルスへの転勤話に迷うリカと直接話をするために家を出ようとする完治。そこに、完治が食べたいと話していたおでんを手作りし、鍋ごと持ってきた関口が現れる。完治は悩んだ末に、リカよりも関口を選び、関口を抱きしめてしまうんです。
名シーンだなんてけして言いたくないんだけど、27年、思い出すだけでなんとも言えない感情を幾度も湧きあがらせられたと思うと、とてつもない力を持っているシーン。どんなに温厚な人間でもこの場面を見たらはらわたが煮えくり返るし、人を嫌いになったことがない人でも、このときの関口だけは許せないと思う。あの、しめ縄みたいな三つ編みヘアー女は、全女性の敵です!!
■1位 第4話の「屋台ごと持ってく!」
完治とリカが公園で語り合う稀代の名シーンです。