9.30RIZINに山本美憂は予定通り参戦!榊原実行委員長が語る晩年の山本KID徳郁さん (1/2ページ)

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9.30RIZINに山本美憂は予定通り参戦!榊原実行委員長が語る晩年の山本KID徳郁さん

 総合格闘技イベントRIZINは『RIZIN.13』9.30さいたまスーパーアリーナ大会に関する記者会見を20日、都内の事務所で行った。会見にはNHKも取材クルーを派遣。RIZINの榊原信行実行委員長に対して、18日に死去した山本KID徳郁さんに関する質問も数多く飛んだ。

 まず、現在はRIZINを主戦場にMMAファイターとして活動している実姉・山本美憂のコメントが笹原圭一広報から読み上げられた。「この度のことでみなさまにご心配をおかけしていますが、私、山本美憂は9月30日のRIZIN.13は予定通り出場いたします。もちろん勝って弟にいい報告をしたいと思いますので、応援よろしくお願いします!みなさま、たくさんのたくさんの励ましのメッセージをいただき、本当にありがとうございます!」と30日のアンディ・ウィンとのリベンジマッチには予定通り出場する意向を明らかにしている。

 会見前に電話で美憂と話したという榊原委員長は「最後までリングに上がりたかった弟のためにも、当日は試合をして勝利を捧げたい」と話していたそうだ。

 榊原委員長によるとRIZIN関係者は2年前から、KIDさんがガンに侵されていることを知っていたとのこと。「KIDはPRIDEでもRIZINでも試合はしていないので、K-1やHERO'S、UFCの選手というイメージがあるんですが、同じ格闘技界にいましたので、親交はありました」と話した。「再び格闘技界を盛り上げるためにRIZINを立ち上げた時、KIDにもUFCの契約が終わったら上がってほしいという話はしてました」と参戦交渉をしていたことを明かした。

 ガンが発覚してからも「ガンを克服してRIZINで試合をしてほしい」とオファーをし続けたという。KIDさんは姉の美憂や甥のアーセンをRIZINに送り出し、30日に那須川天心と“世紀の一戦”を行う堀口恭司も育てた。他にもKIDさんから教えを受け、言葉をかけてもらった選手はRIZINにはたくさんいる。当初描いていたものとは違う形にはなったが、RIZINと関わりを深める形になった。

 「追悼セレモニーなどは(実父の)郁榮さんと話を進めている。ベストな形でできたらいいと思ってます」と検討中であることを明らかにした。

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