ロシアの巨大クレーター「パトムスキー・クラテル」の謎がついに解明か?新たなる仮説が提唱される(ロシア) (2/3ページ)
それにもかかわらず、彼は勇気を出して丘を登った。
コルパコフ自身はその呪いを受けることはなかったが、2005年に調査に当たった探検隊のリーダーは、前触れもなく心臓発作を起こして死んでしまった。
・隕石によるクレーター説が提唱される
丘の上に立ったコルパコフは熱気を感じ、隕石によるクレーターだと考えた。
これにより、1908年に起きたツングースカ大爆発の原因となった隕石の破片が原因だとする説が提唱された。
しかし先述した探検隊による調査から、このクレーターが300~350年前のものであることが判明しており、ツングースカ大爆発よりもりも古いものであることがわかっている。
・さまざまな説が提唱されるも否定される
収集されたデータから以下のような様々な仮説が提唱されたが、いずれも否定されている。
・火山噴火(にしては小さすぎるし他にクレーターはない)
・超高密度の円筒形の金属が衝突(そのような金属は発見されていない)
・地下の核爆発(放射線は検出されていない)
・宇宙船の着陸跡(それから石灰石を積んだ?)
・中性子星の破片が貫通(それが侵入した穴がない)
・シベリア特有の気温の変動とメタン
・最新の仮説は含水鉱物の水蒸気爆発
だが最近になって、ロシア・ビヨンドがパトムスキー・クレーターに関する最新の仮説を提唱した。