暑い日は油断禁物!血栓が招く心筋梗塞・脳梗塞の危険とは (3/4ページ)
脳梗塞の場合
脳梗塞の初期症状として要注意なのは、顔や体の左右どちらかに力が入らなくなる症状がみられたときです。
左右の手を握ってみて握力が左右で明らかに違うときや、両手を上げてバンザイをしたときに左右どちらかの腕が上がらないなどの場合は、脳梗塞を強く疑ったほうがよいでしょう。
顔の左右どちらか一方の力が入りにくいときなどは、ろれつが上手く回らなくなるということもあり、同じく注意が必要です。
血栓を作らないようにするには
脱水こそが血液中の水分不足を導き血栓を作ってしまう原因です。血栓を作らないようにするためには、脱水を予防することが最も大切になります。暑い日はこまめな水分補給をしっかり行いましょう。
しかし、水分補給といっても何でもよいわけではありません。水分補給の目的でアルコールや、カフェインを含む緑茶を摂取するのはやめておきましょう。利尿作用が強く、摂取しても排尿といったかたちで脱水を促進してしまいます。
水やウーロン茶の摂取は水分補給に向いていますが、ナトリウムなどのミネラルの摂取も同時にできるスポーツドリンクや経口補水液が一番推奨されています。
飲み方としては、一気に多量に摂取するのではなく、1時間あたり100cc程度などこまめな摂取方法が有効です。