火山噴火から着想。ジオエンジニアリングで気温を下げられることが判明。ただし副作用あり(米研究) (2/3ページ)

ピナトゥボ山噴火 image credit:Richard P. Hoblitt
この噴火で、約2000万トンの二酸化硫黄を大気中に放出され、これによって発生した大気エアロゾル粒子により、太陽光が通常よりも2.5%多くはじき返された。その結果、地球全体の気温がおよそ1ファレンハイ(およそ摂氏0.5°)下がったという。
バークレーのチームはこの研究を確固たるものにするため、二酸化硫黄が噴き出した可能性のあるすべての火山噴火を調べてデータにまとめた。

更にサンディエゴ、スタンフォード、コロンビア大学らのチームと共同で105ヶ国のトウモロコシ、大豆、米と小麦といった農業の分野が1979年から2009年にどう変化したのかを調べた。
・気温を低下させても農業に影響を与え相殺されてしまう
その結果分かった事は「火山噴火によって引き起こされた太陽光の低下は農業分野に悪影響を及ぼし、地球温暖化を防ぐための利点を相殺してしまう」という点だ。
折角気温を下げることができても、農産物の不作を招いてしまっては意味がない。
ジオエンジニアリングはメリットもあるが、そのリスクは未知数であり、様々な危険をはらんでいるようだ。
実用化する前に、更なる調査と研究を重ねる必要があるだろう。