嘘発見器は嘘だった!?ポリグラフ検査器はまったく嘘を暴けていない。その真実と歴史について。 (3/4ページ)

カラパイア




・嘘発見器は歴史的なノンフィクションの中のフィクション

3_e1

 ワンダーウーマンの作者としても知られる心理学者ウィリアム・モールトン・マーストンは血圧を計測する方法を考案し、それを1920年代初頭に発表。

 これらの数値から被験者の感情を推測することが可能だったと主張した。

 これを受けて、警察官のジョン・ラーソンと生理学者らは、捜査の一助として、血圧をはじめとする数値を計測する機器を開発することにした。

 歴史家のケン・アルダーによれば、その狙いは、人格を非侵襲的な方法で判断できる装置によって、警察による暴力的な捜査をなくすことだった。

 警察などの法執行機関はこれを大いに歓迎するが、1923年、最高裁で争われたある事件で、嘘発見器の証拠能力に待ったがかけられた。

 その判決では、嘘発見器の証拠能力は、学会で一般的な裏付けが得られない限り認められないと判示されている。


・今もなおフィクションの世界を生きる

0_e0

 今日、警察などの機関は、ゲイリー・リッジウェイの時代よりは精度が向上しているだろうことを期待して、相変わらず嘘発見器を捜査に利用している。

 だがアルダーによれば、嘘発見器の有効性は一種の心理学的なプラセボ効果のようなものと言えるという。

 嘘発見器の扱いに長けた人間は、相手の心を見抜く捜査官としても優秀なのだ。嘘発見器自体が優れているわけではなく、むしろそれは誤解を生じさせる。
「嘘発見器は嘘だった!?ポリグラフ検査器はまったく嘘を暴けていない。その真実と歴史について。」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る