葛飾北斎も参加した料理本も大ヒット!江戸時代の三つ星料理店「八百善」が人気店になった理由とは? (2/3ページ)

Japaaan

この「料理通」の序文や挿絵を担当したのが、狂歌で有名な大田南畝(蜀山人)や詩人の菊池王山、絵師の酒井抱一、葛飾北斎など、名だたる豪華メンバー!

そう、彼らも八百善の常連だったのです。魅力的な内容で、序文や挿絵も魅力的とくれば、売れないはずがありません。第二編、第三編と次々と発行されます。この本を眺めながら、「いつかは八百善に行ってみたい」と憧れる庶民も多かったのかもしれませんね。

新しいことに挑戦し人を魅了する八百膳

文政10年(1827)には、11代将軍・家斉さまが鷹狩りの際に御成りになり、八百善で休憩したこともあるそう。この頃には、超有名店だったのでしょう。このほかにも、商品券にあたる「料理切手」を発行したり、顧客への土産に「起こし絵」というものを渡したりと、話題が尽きることはありません。

「葛飾北斎も参加した料理本も大ヒット!江戸時代の三つ星料理店「八百善」が人気店になった理由とは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、八百善和食・日本食江戸時代カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る