サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「3歳馬カツジが巻き返す!」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「3歳馬カツジが巻き返す!」

 今週から東京、京都に舞台は移る。GI戦線は目前だが、開幕週のメインは東西ともに天皇賞・秋の前哨戦。優勝馬には優先出走権が与えられる。

 東京のそれは毎日王冠。なかなかの顔ぶれだ。GI勝ち馬が3頭。NHKマイルCを制したアエロリット(17年)、ケイアイノーテック(18年)、そして菊花賞馬のキセキだ。いずれも生きがよく、これからの活躍が見込まれている。

 むろん、この3頭だけではない。サウンズオブアース、ステファノスの古豪も元気だし、サトノアーサー、サンマルティンも虎視眈々。3歳馬は前記したケイアイノーテック以外に2頭。カツジ、ステルヴィオは巻き返しを狙って調整に抜かりはない。

 見応え満点のレースであり、馬券的にもおもしろそうだ。

 この重賞、大きく荒れることは少ないが、それでも簡単ではない。02年に馬単が導入されて以降、これまでの16年間、1番人気馬が5勝(2着2回)、2番人気馬は2勝(2着2回)。この間、1、2番人気馬でのワンツーは2回のみ。まずは中穴傾向の重賞と言っていいだろう。

 年齢的に見ると、充実期にある5歳馬の活躍が目立ち、4歳、6歳馬がそれに続く。が、ここ何年かの傾向として古馬に比べて斤量が軽い3歳馬が善戦しており、今回も前記した3頭からは目が離せない。当欄としても、その3歳勢に期待してみたい。

 最も注目したいのは、カツジである。

 前走のNHKマイルCは8着に敗れたが、勝ったケイアイノーテックとの差はコンマ7秒。十分に巻き返し可能だ。

 敗因はいくつもあった。2カ月ぶりの実戦だったニュージーランドTを勝ったあとの一戦。落ち着きがなく、イレ込んでいたことを思うと“2走目のポカ”だったのだろう。

 だから出遅れもした。フルゲート(18頭)の最内枠だったから最悪だ。終始もまれっぱなしでスムーズさを欠き、勝負どころで挟まれる不利を被る始末。これほどまでにリズムに乗れないのであれば話にならない。だから前走は参考外にしてよく、あらためて期待していいのではないか。

 前走後は放牧して休養に。それでリフレッシュされたのがよく、心身ともに成長、たくましくなって帰ってきた。

「サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「3歳馬カツジが巻き返す!」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 10/11号レッドジェノヴァカツジ水戸正晴競馬スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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