天才テリー伊藤対談「藤木由貴」(3)ファンへの対応は誰にも負けません (1/2ページ)
テリー そこまで夢みたパティシエを辞めて、この世界に来たのはなぜ?
藤木 今でもお菓子は大好きなんですけれど、お仕事をしているうちにいろいろ悩むことが増えてしまって、「これは趣味にしていたほうがいいかも」と思ってしまったんです。
テリー うん、確かにケーキを作るのは大変な作業だよね。朝早くからの作業で手間暇もかかって、しかもそれが毎日だからなァ。
藤木 はい、それで「ケーキを嫌いになる前に、一度現場から離れよう」と思って仕事を辞めたタイミングで、ウオーキングやポージングのレッスンに通い始めたんです。
テリー ふーん、モデルにももともと興味があったんだ。
藤木 そうですね、ファッション誌で見るモデルさんにも憧れていました。で、今から3年ほど前に、その教室の先生に「レースクイーンを募集しているけど、あなた、興味ない?」と言われたんです。私自身も、ただレッスンを受けるよりは、何か目標があったほうがいいなと思ったので挑戦してみました。
テリー レースクイーンって、みんな背が高くて、髪も長くて、さっきも言ったけど、なんかエッチな雰囲気を持っているイメージがあるじゃない。そこに関してはどう思ったの?
藤木 やっぱり他の方たちと並ぶと私一人だけ背が小さいし、胸もないし、レースのことも全然知らなかったので「本当に大丈夫なのかな?」と不安でした。そんな中でも自分は勝っていかないといけないので‥‥。
テリー おっ、負けん気が強いのはいいね。
藤木 アハハ。当時はみんな髪の毛が長くて、あまりショートヘアの子がいなかったので、私はずっとショートでいこう、と決めたんです。
テリー なるほど、そういう差別化を図ったか。