女子ゴルフ「生き残り最終バトル」が過熱する(2)一発逆転に向け戦略が大切 (2/2ページ)
ただしフォームを総チェックし直し、9月の『日本オープン』では初日4位発進で立ち直りを見せました。米ツアーの予選会にエントリーはしているものの、日本の試合に専念することになる」
崖っぷちのキンクミこと金田も、不安のパターの修正でランクアップを狙う。
「バランスディスクに板を乗せ、その上に立って、下半身を静止させ、体幹でパットを打つという地味な練習を繰り返していましたね。夜のクラブ通いも現役だけに、『踊りのキレにもつながるね』なんて声をかけると大笑いしていましたが、自慢の脚線美は地味な努力で養われていることを痛感させられました」(ゴルフライター)
ここからの戦いは、シビアな試合選択でも明暗を分けそうだ。
「試合の賞金総額に大きな差があり、例えば10月12日に開幕する『富士通レディース』や、その2週後の『三菱電機レディス』は総額が8000万円で優勝賞金は1440万円。翌週の『NOBUTA GROUPマスターズGCレディース』は破格の総額1億8000万円で、優勝者は3240万円を手にできる。もちろん連戦できればいいですが、上位陣が休養に充てそうな試合を選ぶか、高額な試合に出場するか、ここからは一発逆転に向けての戦略が大切になります」(スポーツ紙デスク)