メス×メス、オス×オス。同性のマウスカップルから赤ちゃんを誕生させることに成功(中国) (2/5ページ)
これは"ゲノム刷り込み"という機能に着目して実現された成果だ。
ゲノム刷り込みとは、遺伝子を母親からもらったのか、あるいは父親からもらったのかによって、それが発現したりしなかったりする現象のことだ。
これはメス同士(あるいはオス同士)の2匹のマウスからの遺伝情報を組み合わせて、きちんとした子孫を誕生させることができない理由の1つだ。
オスとメスはそれぞれペアの染色体を同じ数だけ持っており、子供はそれぞれから半分ずつの遺伝情報をもらう。
オスとメスの染色体の数は同じであるが、じつはその一部は遺伝的に異なる。子供が成長するために不可欠ないくつかの遺伝子は、メスでは”オン”に、オスでは”オフ”になっているのだ。
このためにメスだけ、あるいはオスだけからとったDNAでは、子供を成長させるために必要なすべての遺伝情報を手に入れることができない。
子供が成長するために必要な遺伝子すべてのスイッチを入れるためは、オスメス両方の染色体が必要なのだ。
・遺伝子の対立
このことが”遺伝子の対立(genetic conflict)”という状況を発生させる。