メス×メス、オス×オス。同性のマウスカップルから赤ちゃんを誕生させることに成功(中国) (1/5ページ)
中国科学院の研究チームが、ES細胞と遺伝子編集技術を使って、同性のマウスカップルから赤ちゃんを作り出すことに成功したという。
哺乳類であるマウスは、通常なら両性の配偶子の受精することで生殖するが、今回の研究で、同性同士でも赤ちゃんを産めることがわかったのだ。
これは、なぜ我々は性別の異なる両親を必要としているのか? というこれまで数多くの研究が探求してきた疑問に対する新しい研究の結果でもある。
・哺乳類も単為生殖が可能なのか?
卵が受精なしで単独に発生する単為生殖は哺乳類以外でならそう珍しいことではない。
魚類や昆虫はおろか、ときにはコモドドラゴンですらやってのけるのだ。だが哺乳類にとっては、子孫を作るには性別の異なる両親が必須で、卵子を精子で受精させねばならないというのが絶対のルールだった。
両親から遺伝情報をもらうことには利点がある。そこにバリエーションが生じるからだ。つまり多様性を得ることができるというわけだ。
しかし一方で、子孫を残すために性別の異なる親を揃えなければならないという面倒もある。
我々がこのように進化した確かな理由は、今のところ誰にも分からない。だが研究からは、成長するために母親と父親からの遺伝情報が必要であることと関係しているだろうことが明らかになっている。
・ゲノム刷り込み
2004年、東京農業大学の研究者によって、母親同士で作った赤ちゃんマウスが、大人まで成長し、子供まで作ることに成功したとnature誌に発表された。