夜の街さまよう女の子のためのバスについて思ったこと:瀬名あゆむのアイドル革命! 連載10 (3/5ページ)

ブッチNEWS

危ない場所も、怖い場所も、優しい場所もある

 けど、その後にAVを引退してからアイドル運営者になって、アイドルカフェを経営する立場になったとき、「もし自分がアイドルに挫折したとき、いまのアイドルカフェみたいなものがあったらどうだったんだろう……」ってのは考えました。
 私がアイドルやっていたころは「ローカルアイドル=下積み」みたいな感覚で、全国デビュー・メジャーレコードデビューを果たしてこそアイドル――でしたから。もしいまみたいな多種多様なアイドルの形式・生き方――アイドルカエだったり、ライブアイドル・地下アイドルだったり、インディーズ・アイドルだったり、ネット・アイドルだったり――があったなら、私はキャバ嬢→AV女優って道を歩んだんだろうか……って。

 それはね、もう誰にも、私自身にもわかりません。答えはないと思う。
 そしてね、私はあの時代、少女から女になってった時代、やっぱりとっても幸運だったんだと思います。あれだけいろんなことして、全然平気だったんだから。
 でもそれは私がそうだった、ラッキーだったってだけで、他の女の子たちに当てはまるわけではありません。私だってアイドルプロデューサーになってから、「ストーカー事件」にあって、警察署に駆け込んだりした経験もあるわけだし。

 いまの私は、「夜の街さまよう少女のための巡回バス」、大賛成です。
 運営されてる方々、自治体の皆様には女性のひとりとして感謝したいし、頑張ってほしいです。
 私自身は全部自分で決めてきたなんて言ってますけど、自分で決めるにしても選択肢は多い方がいいに決まってるんです。悩んだとき、困ったとき、怖い目にあったとき、相談に乗ってくれる場所があるというだけで、女の子の気持ちは全然変わってきますから。
 危ない場所もあるし、怖い場所もあるし、優しい場所もある。
 それが世界だと思います。
 だからこそ 「優しい場所」をひとつでも多く増やしていこうという気持ちを大切にしたいとも思います。

 アイドルカフェって、自分で経営してて思うんですけど(自分の店だからかもしれないけど)、とっても平和でラブリーな空間だなぁってつくづく思うんですよ。

「夜の街さまよう女の子のためのバスについて思ったこと:瀬名あゆむのアイドル革命! 連載10」のページです。デイリーニュースオンラインは、連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る