「考えさせて!」矢野二軍監督がトラ指揮官昇格をためらう真相は… (2/2ページ)

リアルライブ

そう考えると、矢野二軍監督の返事保留は来季のチーム編成に大きな影響を与えてしまう。
 こんな情報も交錯していた。金本監督が辞意表明の会見を開いたのは10月11日。その直前、矢野二軍監督を含め、全コーチスタッフに「辞めることになってしまった」と電話連絡を入れている。考えすぎかもしれないが、その言い方だと、 「辞めさせられた」とも聞こえるが…。
「前日10日の甲子園最終戦、金本監督は試合後に謝罪スピーチをしています。坂井信也オーナー(11月末退任予定)も観戦していましたが、そのスピーチを聞かずに席を立ち、クラブハウスで揚塩健治球団が金本監督を探すのが目撃されています」(前出・関係者)

 会見で金本監督はBクラスが決定した10月5日から辞意を考え始めたと話していたが、その後、来季の一軍打撃コーチとして、元西武、中日の和田一浩氏の招聘や矢野二軍監督のヘッドコーチ昇格など「19年・金本体制」も発表されている。こうした球団の動きと金本監督の辞意は矛盾する。矢野二軍監督が返事を保留し、わざわざ帰阪してまで「考える時間がほしい」と言ったのは、こうしたチグハグな球団の動向の真意を探るためだったのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)

「「考えさせて!」矢野二軍監督がトラ指揮官昇格をためらう真相は…」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る