ビジネスの成功を生む「リサーチ」と「データ分析」に必要な思考とは (4/4ページ)

新刊JP

業界、顧客、世の中の理解です。それを構造的、体系的に整理するためにはスキルが必要ですが、シンプルに言えば、本書の中でも書かせていただきましたが同じテーマの本を3冊読めば、何らかの仮説構築ができるようになると思います。1冊だと偏った視点になってしまうので、3冊ですね。

――最後に、リサーチとデータ分析のスキルを身に付けるべき人はどんな人だとお考えですか?

中野:マーケティング担当者は当然ですが、営業の方にはぜひ身に付けてほしいです。顧客と向き合う機会が多く、プレゼンや提案をすることも多いと思うんですね。そうしたときにデータの力は非常に役立ちます。説得力が高いパワフルなプレゼンができる。

顧客に何か提案をしたいときに、自分の伝えたいストーリーに沿ったエビデンスがあれば、説得力も増します。ただ、自分のストーリーに合わせたいがあまり、恣意的なデータになってしまうリスクもありますから、そこは客観性を担保しながら進めていくことが重要だと思います。

あとは研究開発部門の方です。日本のモノづくりは技術力が高いですし、品質も高い。ですが、顧客のニーズが反映されていない商品が多くあります。実はシンプルなものが望まれているのに、多機能にし過ぎてしまうとか。そういったニーズをキャッチするために、リサーチとデータ分析は必須ですから、ぜひこの本を手にとってもらって一読していただきたいですね。

(了)

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