阿部寛『下町ロケット』想定外の大苦戦!自ら首を絞めた原因とは?

まいじつ

阿部寛『下町ロケット』想定外の大苦戦!自ら首を絞めた原因とは?

10月21日に放送された阿部寛主演ドラマ『下町ロケット』(TBS系)第2話の視聴率が、12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。

1話の13.9%に続き2ケタは維持したものの、前回から1.5ポイントダウンの下降トレンドに入っている。『日曜劇場』枠で放送されている同ドラマは、池井戸潤氏の同名小説が原作で、2015年に放送されたシーズン1の続編。主演の阿部をはじめ竹内涼真、土屋太鳳、安田顕など人気俳優たちが出演し、シーズン1の平均視聴率は18.5%と高い数字を獲得した。

『半沢直樹』、『ルーズヴェルト・ゲーム』、『民王』、『陸王』など、実写版が次々と成功を収めている池井戸作品。さらに「下町ロケット」はシーズン1の実績も充分だったはずだが、なぜ今回はここまで苦戦しているのだろうか。

視聴者の“池井戸離れ”が加速!?

「あまりに多くの池井戸作品が実写化され、視聴者の飽きを招いてしまったのでしょう。確かに池井戸氏が人気作家であることは間違いないのですが、同じ作者であれば必然的に作風も似てしまうもの。池井戸作品の醍醐味である“大逆転劇”に新鮮味がなくなり、視聴者がハラハラドキドキしなくなってしまったのです」(TV誌ライター)

このような乱発を招いた原因は、テレビ局の安易な戦略にあるという。

「2013年に『半沢直樹』が空前の大ヒットを飛ばしたあと、『池井戸作品はウケる』と判断した各局が“2匹目のどじょう”掴みに必死になったんですよ。その結果、TBSは翌年に『ルーズヴェルト・ゲーム』をドラマ化。日本テレビは『花咲舞が黙ってない』(2014)、フジテレビは『ようこそ、わが家へ』(2015)、テレビ朝日は『民王』(2015)と続き、一種のバブル状態となりました」(同・ライター)

実際、ネット上では「下町ロケット」に対し、

《どうせ逆転するんだろ、って目で見てしまう》
《確かに面白いけど、やはり展開がワンパターン》
《もう中小企業が頑張る系の話は飽きたよ》
《万歳の安売りしすぎで感動薄くなってきた》

といった「飽き」の感想が目立っている。「『日曜劇場』は現在の民放ドラマで最も高視聴率が期待できる枠ですが、このままではジリ貧。今後の方針転換を迫られるでしょうね」(同・ライター)「テレビ離れ」が急速に進む中、生き残りに必死なテレビ業界が人気作家を干からびさせてしまったのかもしれない。

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