アドラー心理学に学ぶ「働き方改革」を「職場でも家庭でも幸せになる改革」に変える方法 (2/3ページ)

新刊JP


しかし、「共有したいから不満があったら教えて?」と“協調”すれば、夫婦というチームの生産性を高める話し合いができる。

二つの例は、「家庭でミスをしたとき」「職場での仕事のやり方で衝突しそうなとき」にそれぞれ置き換えることができる。

アドラー心理学の「勇気づけ」を、家庭で実践し、そこで得た気づきを職場で活かす。逆に職場で得た気づきを家庭で活かす。この好循環をつくることで、家庭と職場両方のコミュニケーションが改善されていく。これが本書で提言する「幸せになるための働き方改革」の大きなポイントだ。

■子育ては「時間」ではなく「質」

仕事が忙しく、子どもと触れ合う時間が短いことを気にする親は多いだろう。しかし、著者によれば、子育ては「時間の長さより、質」が重要だという。どんなに長い時間、子どもと一緒にいても、子どもの勇気をくじくコミュニケーションになっていたらいけないということだ。

アドラー心理学では「ほめる」と「叱る」をもっともやめるべきこととして挙げている。なぜなら、「ほめる」も「叱る」も相手を操作しようとすることになるからだ。そうやって育てられた子どもは、自立心が育まれず、指示待ち人間になる恐れがある。
では、子育てに本当に必要なのは何か。

答えは「さりげない承認」だ。

子どもが「ほめ」「叱り」に値する行動をとったときだけ注目するのではなく、日常の中の当たり前のことに注目する。子どもが興味や関心を持っていることに、親も注目し、「いつも君のことを気にしているよ」と、態度で示すことが大切なのだという。

また、子育ての本質とは、子どもの自立を支援することだ。だから、常に「自分の言動がこの子の“自立”にとってプラスになっているか」という視点をもつことも重要だ。

■家庭と職場の幸せに共通する「アドラー的価値観」

本書では、幸せになるための家庭と職場に共通する4つの「アドラー的価値観」が紹介されている。

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