アドラー心理学に学ぶ「働き方改革」を「職場でも家庭でも幸せになる改革」に変える方法 (1/3ページ)

新刊JP

『アドラー式働き方改革 仕事も家庭も充実させたいパパのための本』(熊野英一著、小学館クリエイティブ刊)
『アドラー式働き方改革 仕事も家庭も充実させたいパパのための本』(熊野英一著、小学館クリエイティブ刊)

2018年7月「働き方改革関連法」が公布された。しかし、働き方改革の過去の議論を振り返ると、「What(何を目的とした改革なのかと言う前提)」が曖昧なまま、「How(どうやって働き方を改革するかの方法)」に終始していたように思える。

しかし、本当に大切なのは、多くの働く人たちにとって「職場も家庭も幸せになるための改革」であることではないだろうか?

そんな働き方改革の本当の姿を問いかけ、そのために必要な「How」を教えてくれる一冊が『アドラー式働き方改革 仕事も家庭も充実させたいパパのための本』(熊野英一著、小学館クリエイティブ刊)だ。

本書では、アドラー心理学にもとづく対人コミュニケーションによって、夫婦関係、子育てといった家庭と、上司・部下や顧客など職場の対人関係双方に良い変化を与える「幸せになるための働き方改革」が提言されている。そのポイントを本書から紹介していこう。

■ムダな時間をなくして生産性を高める「勇気づけ」のコミュニケーション

職場と家庭において、ムダな時間を削減し、生産性の高い時間を増やす大きなポイントは、「勇気づけ」のコミュニケーションだという。ここで言う“勇気”とは、「困難を克服する活力」を指す。

例えば、上司に叱責されたとき、ミスをした不完全な自分を受け入れ(自己受容)、自分の「存在価値」を否定しないで行為を改善することは、自分に対する「勇気づけ」になる。逆に、「やっぱりダメだ」「自分なんて……」と考えることは行動の意欲を削ぐ「勇気くじき」になる。自分とのコミュニケーションの選び方によって、仕事の生産性に差が出てくるのだ。

家庭でも「勇気づけ」は効果を発揮する。
例えば、自分がやっている家事に対してパートナーから「そのやり方は違う」と言われたとする。
このとき、パートナーに「このやり方のほうがいい」と優劣をつけるような“競争”をしてしまうと「勇気(=困難を克服する活力)」をくじくことになる。 場合によっては夫婦喧嘩が始まるだろう。

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