ウェールズ代表歴代最多キャップ、名プロップのジェンキンズが引退発表。

ラグビーリパブリック

 ウェールズ代表歴代最多の129キャップを誇り、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでのテストマッチ5試合出場を含めると世界4位タイの134キャップを獲得したゲシン・ジェンキンズが、慢性的なひざの怪我により、今週末の試合を最後に引退すると発表した。カーディフ・ブルーズに所属する37歳のプロップにとって、11月4日に地元でおこなわれるゼブレ戦(プロ14)が現役ラストゲームとなる。

 ワールドカップ4大会出場。シックスネーションズでは4回の優勝(グランドスラム3回)に貢献した。カーディフ・ブルーズの選手としてはヨーロピアン・チャレンジカップのタイトルを獲得し、フランスのトゥーロンに在籍していた2012-13シーズンにはハイネケンカップ(現 ヨーロピアン・チャンピオンズカップ)を制しており、両方の欧州クラブ大会で優勝を成し遂げた2人目のウェールズ人選手となった。

 プロ生活19年。右ひざに痛みを抱え、「この3か月の間、懸命にリハビリに取り組み、再びプレーできると確信していた」というジェンキンズだが、ひざはもう限界で、引退を決意し、ホームグラウンドのカーディフ・アームズ・パークですべてを出し尽くしたあとブーツを脱ぐ。

 現役引退後は、カーディフ・ブルーズのアカデミーのコーチに就任する予定だ。

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