“緊縛・監禁”される北川景子の表情を堪能!『スマホを落としただけなのに』

まいじつ

“緊縛・監禁”される北川景子の表情を堪能!『スマホを落としただけなのに』

映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『スマホを落としただけなのに』

配給/東宝 11月2日より全国TOHOシネマズ系でロードショー
監督/中田秀夫
出演/北川景子、田中圭、千葉雄大、成田凌、原田泰造ほか

まさに題名通り、そのものズバリの内容のスリラーである。現代生活に欠かせない存在となったスマホには、自分や親しい人の情報がほぼすべて入っている。恋人がスマホを落としたのが事の始め、悪辣な犯人の策略により、絶対の危機に陥る女性の恐怖が描かれるが、何と言ってもヒロインが北川景子なのが大いなる魅力だ。

北川といえば、先日、この映画の“番宣”でバラエティー番組に出演し、「瞬きをどこまで止められるか」に挑み、見事に4分間をこなしたことはネットでも“スゴ過ぎる!”“美し過ぎる!”と話題になったものだ。ボクも見たが、確かに、瞬き無用・微動だにしないその美貌の“ドアップ4分間”に見惚れたっけ。そんな“女優魂”の真価がこのスリラーでも味わえるって寸法だ。“絵空事ではない恐怖”にたたき落とされるヒロインの困惑を繊細に表現してお見事。

派遣OLの麻美(北川景子)は、サラリーマンの恋人・誠(田中圭)がタクシーの中で落としたスマホが、幸いにして戻ってきたことを喜ぶ。だが、それ以来、拾った誰かの悪意からなのか、個人情報がダダ漏れ、彼女の絶対見られたくないセミヌード映像が流出し、さらにはネット・ストーキングの恐怖も味わうこととなる…。

“ヌード処女”北川景子のセミヌードに注目

まず、注目はそのセミヌード。スマホ内に密かに保存してあった彼女のプライベート映像が流出するあたりだ。エッチの前後に撮られたのであろう衝撃のショット。まあ、背中だけなんだけど、“ヌード処女”と言ってもよい北川だけに貴重品のお宝映像。背中のホクロもセクシー! それ以上のインパクトは、後半のSMチックな緊縛監禁シーンだろう。真犯人の毒牙にかかり、“両手足鎖緊縛”で拉致され、秘密の隠れ家で死の恐怖を味わうところだ。“長い黒髪フェチ”の真犯人は、やはり長い黒髪の持ち主の彼女に迫る。

北川は両手両足を鎖手錠で縛られて天井から吊るされ、身動きがほとんど取れない。彼女の腕を刃物で傷つけ、黒い髪の匂いを嗅ぐ犯人。北川の超絶美貌が凍り付き、大粒の瞳を見開き“絶叫クイーン”と化す被虐美がたまらない。映画自体も二転三転、後半の展開はネタバレ防止のためあえて伏せるが、真犯人との攻防や意外な真相は、見応えアリ。海外スリラーのタッチで見応えも十分だ。さすがハリウッドでも“恐怖もの”を手掛けた中田秀夫監督ならでは腕の冴え。

スマホに翻弄される人々への警鐘も忘れない。スリラーに美女は欠かせないが、北川景子なら誰もが「文句ナシ!」と言うだろう。

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