秋の果物「柿」は、食べ方によって栄養が変わる!?

アサジョ

秋の果物「柿」は、食べ方によって栄養が変わる!?

 秋といえば柿。生の柿もいいですが、干し柿にするとさらに甘くて美味しくなるので、積極的に干し柿もいただいてみませんか。

 干し柿にすると甘みが増すことは広く知られていますが、実は栄養面でも変化があるようなんです。中でもプラスに働くのが、体内でビタミンAに変換されて活性酸素を抑えたり免疫力を高めたりする働きを持つベータカロチン。このような、身体によい栄養が増えるのはうれしいことですよね。

 しかし一方で、干し柿にすると、損なわれてしまう栄養もあるのだとか。「決定版 栄養学の基本がまるごとわかる事典」(西東社刊)によると、それがビタミンCのようです。栄養面を考えて、ビタミンCを積極的に摂取したい人は生柿、ベータカロチンや甘みが欲しい人は干し柿、という基準で選ぶとよさそうですね。

 また、「フルーツ検定公式テキスト」(実業之日本社刊)によると、柿の“渋”を抜くことができるのも干し柿の特長のようです。そして、渋み成分であるタンニンそのものがなくなるわけではないことから、二日酔いを防ぐといわれている効果も期待できるのだとか。

 同じ果物でも、ちょっと手を加えるだけで多くの変化があるのは驚きです。この秋、そんなことを考えながら、柿を食べ比べてみるのもよいのではないでしょうか。

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