田中角栄「名勝負物語」 第二番 福田赳夫(8) (3/3ページ)

週刊実話

一般党員による予備選で候補者上位2名に絞り、次の国会議員による投票で総裁を選出するというものだった。党内世論である予備選で1位になることは、国会議員の投票行動を左右する。田中は、大平の1位に向けて死力を尽くした。

 全国に張り巡らした強大な人脈を駆使、地方の政界、経済界の有力者に自ら手紙を書き、電話をかけまくった。4年前の「角福総裁選」で強力な支援体制を取った田中派「秘書軍団」も、それこそ“火の玉”となって大平勝利に動くのだった。
(文中敬称略/この項つづく)

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小林吉弥(こばやしきちや)
早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。

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