全てはピザの為。イタリアの物理学者が「完璧なピザ」を焼くための数式を生み出す。その温度と時間は? (3/3ページ)

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 そこで物理学者の面目躍如とばかりにややこしい熱力学の公式から、家庭用電気式オーブンでローマ風ピザを仕上げる完璧な解が求められた。

 その公式はすごくややこしい。

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image credit:arxiv

 だが結局これだけを覚えておけばよい。

 
自宅のオーブンなら230度で170秒焼き上げる

 170秒だから2分50秒だ。

 ただし窯で焼く場合と同じく、野菜などのトッピングを乗せるなら、それに応じて焼き上げる時間を延ばしてやらねばならない。

 トッピングに含まれた水分が蒸発するために、ピザ生地から熱が逃げてしまうからだ。

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 著者らが認めている通り、この解に従って自宅でピザを焼いたとしても、ピザ職人が専用の窯を使ってこんがり焼き上げたピザには敵わない。

 また、日本とイタリアでは湿度など様々な条件が異なるし、オーブンの癖もあるので一概には言えないが、それでも、何も考えずに焼くよりは、かなり満足のいく一品に仕上がることだろう。もちろん生地もチーズもトマトも吟味しなければならないが。

追記(2018/11/13):本文を一部修正して再送します。
References:arxiv/ written by hiroching / edited by parumo
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