長嶋茂雄、鉄のカーテンで隠された「深刻な病状」 (1/2ページ)

日刊大衆

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 巨人の終身名誉監督を務める長嶋茂雄氏(82)が、7月上旬に緊急入院してから130日余り。長びく入院に、“ミスタープロ野球”の病状を不安視する声が球界から上がり始めている。

「今、巨人と読売グループには“鉄のカーテン”が下ろされていて、ミスターの詳しい病状はまったく漏れてこない。正確な病状を知る関係者も少なく、彼らにも徹底した箝口令が敷かれているというから心配だ」とは、ある巨人OBの弁。

 しかし本誌は、衝撃的な情報を入手した。事情通によれば、長嶋氏の病状は落ち着いてきているというが、長い入院生活のせいで、ある“重大な病”に冒されつつあるというのだ。

「長嶋さんは、“廃用症候群”を患っているようだといわれています。4か月にも及ぶ入院生活は、点滴と流動食がメイン。体も細くなり、移動も車イスのため、運動不足による体力と足の筋力の衰えも深刻です。廃用症候群は、長期入院した高齢者に多く見られる症状で、そのまま“寝たきり”になってしまうケースも少なくありません」

 統計では、高齢者が1週間寝たきり状態での入院生活を余儀なくされただけでも、平均して約15%の筋力低下が見られるという。都内の病院に務める整形外科医は、こう解説する。

「廃用症候群によって体力、筋力が衰えてしまうと、体を動かすことがおっくうになってしまいます。すると、膝や腕の関節も硬くなってしまい、症状が進行してしまいます。さらに一日中、塞ぎ込むようになるなど、心理的な悪影響も報告されています」

 長嶋氏が2004年に脳梗塞に倒れていることも、不安材料だという。「健康な方でも、高齢であれば、入院が長引くと廃用症候群を患うケースはありますからね。長嶋さんの場合は、脳梗塞の後遺症で右半身に麻痺が残っているとお聞きしますから、一般の方よりもリスクがあるはずです」(前出の医師)

 この点は、リハビリテーション科も備える『宮元通りクリニック』の渡會敏之院長の見解も同様だ。

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