「アレクサ、犯人は誰?」殺人事件の現場にあったスマートスピーカーに出廷命令が出される(アメリカ) (2/4ページ)

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Amazon Echo Recordings Could Contain Evidence For NH Double-Murder Trial


・監視カメラに映っていた男性を逮捕するも無実を主張

 この事件に関して警察は2017年8月、ティモシー・ベリル容疑者(34歳)を第一級殺人(最も罪の重い殺人)で起訴した。

 ベリル容疑者がサリバンさんの恋人であり家の所有者であるディーン・スモロンク氏を知っていたこと、サリバンさん宅のセキュリティコードにアクセスしていたこと、そして殺害された女性二人といる姿が現場の監視カメラに映っていたことが決め手となった。

 しかし、ベリル容疑者は無罪を主張しており、双方の意見が食い違う状況が続いていた。

 そんな中、ストラッフォード郡高等裁判所のスティーブン・M・ホーラン裁判長は考えた。

 もしかしたらサリバンさん宅にあったエコーが真実を知っているかも!と。


・殺人現場に残されていたアレクサは何かを見たのか!?

 そこで、裁判所はアマゾンに対し、2017年1月27~29日の3日間にアレクサの音声コマンド機能を使用した際にエコーが保存した音声の提出をアマゾンに指示した。

 サリバンさん宅にあったエコーは警察が押収しており、このデバイスに何らかの証拠が残っているのかどうかは不明だが「その可能性もある」と当局は期待しているようだ。

 一方、アマゾンの広報担当者は

我々がそれを提供しなければならない法的に有効で拘束力のある要求がなされなければ提供するつもりはない

と回答している。
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