田中角栄「名勝負物語」 第三番 石原慎太郎(1) (3/3ページ)

週刊実話



 また、「混沌、停滞した政界に、さわやかな風を送り込もう」と謳い、綱領は「自由社会を守り、自由主義国家と親密に連携する。また、青嵐会はいたずらな議論に堕することなく、一命を賭して、右実践ことを血盟する」として、メンバーは実際に指を切って“血判“を押印、これまた話題を呼んだものだった。

 メンバーは、時に首相官邸に乗り込み、田中に強談判を迫ったりした。田中は激怒、しかし一方で組織としての「青嵐会」のこれ以上の拡大については、冷静に見ていたのだった。
(文中敬称略/この項つづく)

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小林吉弥(こばやしきちや)
早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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