天才テリー伊藤対談「加藤諒」(4)レッドカーペット感動したでしょう (2/2ページ)
ふだんだと「自分がこの役をやるのか」という仕事意識で読むんですが、「ギャングース」に関しては、もともと大好きな漫画で、よけいにうれしかったですね。
テリー 「この役が俺のところに来た!」みたいな。
加藤 はい。でも、僕が演じた「カズキ」というキャラクターを以前から演じてみたいと公言していた、友達の役者さんがいたんです。彼の熱意を知っていたので、役が決まった時は複雑な気持ちになりました。
テリー なるほど、仕事と友情の板挟みだね。
加藤 その子にどうやって伝えたらいいのか悩みましたし、すごくドキドキしました。それで情報解禁になった時に、「実は‥‥」とメールして。
テリー 聞いてるこっちがドキドキするよ。で、どうだったの。
加藤 「カズキを演じるのが、諒君でよかった」と返事をくれました。
テリー いい男だね、ほれたでしょう?
加藤 ほれました(笑)。彼とは昔、「東京国際映画祭」へ一緒に通っていたんですけれど、僕、今回の映画で「東京国際映画祭」のレッドカーペットを歩かせていただいたんですよ。
テリー 観る側から観られる側に回ったわけだ。それは感動したでしょう。
加藤 いや、もう本当に信じられないですね。だから「ギャングース」という作品が、いっそう思い入れのある作品になりました。これからも、こういう作品に出会えるように頑張りたいと思います。
◆テリーからひと言
仕事は真面目だし、性格もいいし、あとはそろそろ恋愛対象をハッキリさせようよ(笑)。今度は新宿2丁目で会おうか!?