『西郷どん』役者・塚地武雅が堂々の再ブレイク!
鈴木亮平(35)が主演を務める大河ドラマ『西郷どん』(NHK)も、いよいよ最終盤。最大のクライマックスといえる西南戦争に向けて、劇的な展開が相次いでいる。まずは11月25日の放送を振り返ってみよう。
明治政府に不満を募らせる士族たちが続々と西郷隆盛(鈴木亮平)を追って、鹿児島に戻ってくる。その後、土佐藩出身者たちによる岩倉具視(笑福亭鶴瓶/66)の暗殺未遂事件が起こり、新政府はさらなる反乱を警戒したのだが、江藤新平(迫田孝也/41)が佐賀の乱を起こしてしまう。西郷は助けを求めてやってきた江藤を受け入れず、江藤は敗走。最後には大久保に捕まり処刑される。そんな中で西郷は鹿児島で子どもたちに学問を教える私学校を作り、不平士族の急先鋒となっていた桐野利秋(大野拓朗/30)もこれに加わって……という展開だった。
佐賀の乱、そして大久保の正妻である満寿(美村里江/34)と愛人のゆう(内田有紀/43)との直接対決、さらには大野拓朗が演じる桐野利秋のド派手な殺陣と見どころの多い回だった。しかし、この放送で注目したいのは、ドランクドラゴンの塚地武雅(47)が演じる熊吉だ。
ドラマの最序盤から、西郷家を見守り続ける使用人として登場してきた熊吉。ときにコミカルに、ときに熱く、西郷たちを支えてきたのだが、この日はなんと西郷と一緒に風呂に入るシーンまで披露。これにはツイッター上で「熊吉はやはり主人公に尽くすヒロイン」「熊吉は今夜も私の癒やし」と、熊吉への称賛の声が相次いでいた。確かに熊吉は物語全般を通して、「癒やし」を提供し続けた陰の功労者と言える。
■塚地武雅・熊吉のクライマックスはこれから!
とはいえ、熊吉のクライマックスは、実はこれから。これまでほんわかとした雰囲気だった熊吉がスポットライトを浴びる歴史的な出来事が待っているのだ。そう、熊吉の見せ場は、西郷たち士族VS明治政府の戦争である、西南戦争。史実では足に銃弾を受けた西郷の息子、菊次郎を熊吉が救出して、隆盛の弟で政府軍側にいた西郷従道(錦戸亮/34)へと投降する。壮絶な西南戦争でも熊吉は大活躍するのだが、西郷家に最後まで尽くすその姿は、物語最終盤の感動ポイント。涙なくしては見られない、名場面になるはずだ。
その熊吉を演じる塚地武雅は芸人として活躍する一方、2006年の映画『間宮兄弟』やドラマ『裸の大将シリーズ』(フジテレビ系)など数多くの作品に出演。芝居のできるコメディアンとして、現在の地位を築いてきた。近年も『正義のセ』(日本テレビ系)など、話題作にたくさん出演しているが、人情味あふれる熊吉はまさに当たり役だ。『西郷どん』は、塚地の俳優としての可能性をあらためて感じさせる作品となった。『間宮兄弟』で佐々木蔵之介(50)とダブル主演を務め、映画賞を多数獲得してから12年。役者、塚地武雅の、セカンドブレイクの瞬間が刻一刻と近づいている!(ドラマライター・半澤則吉)
※画像はNHK『西郷どん』番組公式ホームページから